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ビタミンC誘導体とは?


■ビタミンC誘導体とは?

ビタミンCは、美しい素肌をつくるためにとても重要な成分。 しかしながら体内から摂取した場合、肌にまで届くビタミンCはごくわずかです。そのため、肌に塗ることも重要視されるわけですが、ビタミンCは本来、肌からは吸収されにくいのです。そこで考え出されたのがビタミンC誘導体(別名:プロビタミンC)。ビタミンCを効率よく肌へ届けるために加工した成分です。まずは、ビタミンCが肌へもたらす効果について見ていきましょう。



■肌におけるビタミンCの主な効果

・コラーゲンの合成促進

コラーゲンとは繊維状のたんぱく質で、細胞同士を結ぶ接着剤的な役割をしており、肌のハリや弾力を保つバネやクッションのような働きをしています。肌の約70%がコラーゲンで形成されており、真皮層では約90%がコラーゲンだと言われています。コラーゲンは体内で分解と合成をくり返していますが、歳をとると分解が多くなりバランスが悪くなるため、シワやたるみの原因となります。ビタミンCには優れた合成能力があり、シワやたるみの予防などを助けます。


・メラニン色素生成の抑制

メラニンは皮膚が日光に当たることで生成される色素で、紫外線から細胞や皮膚を守る働きがありますが、シミ・そばかすの原因ともなります。作られたメラニン色素も肌のターンオーバー(生まれ変わり。通常28日周期)が正常であれば、アカとなって肌から自然にはがれ落ちていきますが、加齢とともにターンオーバーが遅くなり、沈着したメラニンがシミとなります。ビタミンCは肌の基底層でメラニンを減らします。


・沈着したメラニンの白色化

ビタミンCには沈着した黒色メラニンを還元(元に戻す)し、白色メラニンに変える作用があります。


・活性酸素を除去する抗酸化作用

活性酸素とは体を錆びさせ、体に害を及ぼす酸素のことです。メラニン色素合成を活発にさせシミ・そばかすを作ったり、コラーゲン分解酵素を増加させてシワを作ったりするなど、細胞を破壊し老化を早めるものすべては活性酸素が原因であることがわかっています。この活性酸素は、ストレス・紫外線・喫煙・激しい運動などにより、体内に過剰に発生します。ビタミンCは活性酸素を除去し、体の酸化を防ぐ抗酸化成分です。


・角質の天然保湿因子のバランスを正常化

ビタミンCは角質(肌の表面)の天然保湿因子のバランスを整え、お肌をしっとりなめらかにします。


・過酸化脂質の還元

過酸化脂質は、ストレス・紫外線・喫煙・激しい運動などが原因で活性酸素が過剰に発生し、脂質(脂肪酸)が酸化してできる物質です。ビタミンCには、にきび・肌荒れ・シミ・しわの原因となる過酸化脂質を還元する働きがあります。


・基底層の細胞を活性化させる

基底層とは、肌の真皮層と表皮層の間にある強い膜のようなもので、新しい表皮細胞を作り出しています。また、真皮が傷つかないように真皮を守っています。しかしながら、加齢とともに基底層は弱くなっていきます。年をとるとシミが出来やすい理由の一つに、この基底層が弱くなってしまうことがあげられます。ビタミンCは基底層の細胞を活性化します。



■まとめ

これでお解かりのように、ハリ・弾力・美白・透明感など、美しい素肌を保つためにビタミンCはとても大切です。このビタミンCを皮膚へ効率よく浸透させるためにビタミンC誘導体(別名:プロビタミンC)が作り出されました。

ビタミンC誘導体は、美容皮膚科などの医療機関で治療に使われている成分の一つで、美白*成分として厚生労働省から認可を受けた成分でもあります(*紫外線によるメラニンの生成抑制)。

最近では、ビタミンC誘導体配合の基礎化粧品が多く販売されていますよね。もちろん、ビタミンC誘導体配合の基礎化粧品を使用するだけではなく、食物やサプリメントなどで体内からビタミンCを摂取することが重要です。


ビタミンC誘導体配合の基礎化粧品には、美容クリニックで受けるビタミンC誘導体導入などの治療と同じ効果はありません。基礎化粧品はあくまで「肌を整え、健やかに保つ」のが目的です。